発売当初から大きな変更なく受け継がれるスタイルで、多くのライダーを魅了し続けているSRシリーズ。
その派生として誕生したのが、SRXシリーズです。
SRXシリーズはSRシリーズのクラシックで落ち着いた外観とは異なり、比較的モダンなデザインでありながら近代的な技術を取り入れていて、よりスポーツ指向が強いバイクに仕上がっています。
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洗礼された美しいエンジンがむき出しであることが魅力のネイキッドですが、それをさらに強調するようなフレームに加え、80年代では珍しいショートタイプマフラーは30年以上前のバイクにも関わらず古臭さを感じません。
1984年、角型ヘッドライト仕様の「SRX250」とハーフカウル仕様の「SRX250F」を発売。
翌年には400ccと600ccが加わり、丸型ヘッドライトに仕様変更も追加されました。
その後一度ラインナップから落ちたものの1990年に新型として少し丸くなったスタイルで再登場し、多くのファンを沸かせました。
SRとは異なるエンジンを使用しているものの、同じ単気筒エンジンです。
250ccの初期のモデルは32馬力でしたが後期には28馬力にパワーダウン。
しかし、元々が軽い車体なので、十分に力強さを残した上に高回転まで楽しめます。
400cc、600ccは少し大人しいエンジンですが、ビックシングルならではの鼓動感が楽しめるバイクですね。
テーマ
ちなみに「SRX」と「Vmax」の開発は同時進行でデザイナーも同じだったため、「和のSRX」に「洋のVmax」と逆のテーマがあったそうです。
「和のSRX」にするために、プロをもうならせるほどの作りを実現したバイクではありましたが、新型モデルを発売したはず1990年には生産終了。
その裏にはSRという歴史あるバイクを途絶えさせるわけにはいかないというヤマハの考えがあったからなのです。
SRが元になり誕生し、消えたバイク「SRX」
デザインにこだわるヤマハならではの去り際までかっこいいイケメンバイクだと思います。
ご訪問ありがとうございました。
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