スピード違反や駐禁を始めとする交通違反を取り締まり、交通事故を減らすことが主な仕事の、「警察本部交通部交通機動隊」
その中でも大型バイクを軽快に乗りこなし、街を巡回する白バイ隊員に憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。
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白バイとは、警察庁で決められた装備や規格に沿って作られた400cc以上の白塗りバイクの事を指し、正式名称は「交通取締用自動二輪車」と言います。
最近使用されている車種は、ホンダからは
「VFR800P」
「CB1300P」
の2台。
スズキからは「GSF1200P」
ヤマハからは「FJR1300P」
の4種類と言われていましたが、さらに近々BMWより「C evolution」が納入されました。
これは警察車両では日本初の輸入車と共に初の電動白バイとなります。
白バイ隊員になるには
白バイ隊員になってみたい、どうすればいいのでしょうか。
順に説明していきます。
- まず、「警察官採用試験」に合格し、警察官になる必要があります。
- 交番勤務などをこなしキャリアを積みながら、上司に白バイ隊員になることを志願します。その際、自費で「大型二輪免許」を取得していなければなりません。
- 上司から推薦状をもらうことができ、更に厳正なチェックをクリアすることができると、基本訓練に参加することができるようになります。
- 訓練において、体力や運転技術、心理的適性が認められ、修了試験に合格した人だけが「交通機動隊」に配属され、晴れて白バイ隊員として働けるようになります。
白バイ隊員として働くためには段階が多いだけではなく、難しいチェックや試験が数多く待ち受けているのです。
それもそのはず、各警察本部における白バイ隊員は30~50人程度だと言われ、決して多いわけでは無いのです。
しかし最近では女性の白バイ隊員も増加傾向にあり、全国でも100人を超える女性白バイ隊員が活躍していますね。
白バイ隊員になった後、専用コースなどで完璧にバイクを扱えるようになるまで徹底的に特殊訓練を受けます。
1通り訓練を終えた後、現場に出ての実務の訓練などがありますが、1人前の白バイ隊員になるまでには約3年かかるともいわれるほど大変な仕事なのです。
また、白バイ隊員は先に書いたような交通違反の取り締まりのほかにも、多くの仕事があります。
緊急配備や被疑者の追跡、マラソンや駅伝協議での先導、パトカーに乗っての乗務にデスクワークももちろんあります。
警備でさえも一日に200km以上走行しなければならなかったり、長時間残業しなければならないことだって少なくありません。
華やかに見える白バイ隊員の仕事は、実際には体力も気力も酷使する地味な仕事が多いのです。
それでも正義感をもって取り締まりをしている白バイ隊員はかっこいいですよね。
また、警察官を目指すわけではなくても“少しぐらいなら皆やっている”、“一回ぐらいなら大丈夫”が命取りとなります。
警察がいてもいなくてもルールを守って安全運転に努めましょう。
ご訪問ありがとうございました。
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