70年代後半、オイルショックの影響による石油価格の高騰、北米を中心とした自動車排ガス規制の強化などが災いし、ハイパワーではあるものの、燃費が悪く排ガスも汚い2stエンジンからは企業もライダー達も徐々に離れていきました。
そんな中、ヤマハが発表したのが「RZ250」
空冷2stのカフェレーサー「RD250」の後続車種として1980年に発売されました。
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ヤマハならではの美しく軽いスタイル、35馬力を排出するエンジンにより、当時250ccクラス最強のスペックを誇ります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%BBRZ rel=”nofollow”>
Wikipedia公式HPより引用
峠では乗る人が乗れば400ccを煽れることから400キラーとも呼ばれ、再び2stスポーツモデルをよみがえらせた元凶。
兄貴分である「RZ350」は同様の理由で750キラー(ナナハンキラー)と呼ばれました。
その他にも「TZR125」のベースとなった「RZ125」や、1981年に発売され1度は生産終了したものの1998年に再び復活した原付界の王者「RZ50」「RZ250R」「RZ250RR」など、モデルチェンジを多く重ね、様々な形で世に出回りました。
RZシリーズは多くの人に愛されながら、長い間生産を続けていましたが、2007年の自動車排ガス規制により、RZシリーズは27年の歴史に幕を下ろしました。
2stのエンジンの魅力を凝縮したヤマハ「RZ250」
このバイクがなければ、2stブームはとうに廃れ、打倒「RZ250」として他のメーカーから発売されたVT250FやRG250γも生まれることはなかったのかもしれません。
まさにバイク界の救世主ともいえるマシンだと思います。
ご訪問ありがとうございました。
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