バイクブーム真っ只中だった1983年。
RZ250対抗として、登場したのがホンダ初の2stバイク「MVX250F」です。
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https://www.honda.co.jp/news/1983/2830119.html
ホンダ公式HPより引用
多くの伝説を残したNS500と同じV型3気筒。NS500が前1気筒・後ろ2気筒だったのに対し、MVX250Fは前2気筒・後ろ1気筒という配置。
後ろの1気筒は往復運動部分の重量を増やし、バランスを取ることで2st特有の振動を抑えています。
焼き付き
焼き付き防止のためにオイル量がやや多めに設計されていましたが、販売店への通達不足により焼き付きが頻発するという印象になってしまいました。
その後、焼き付きは改善されましたが、今度はオイルの飛散や白煙が問題化。後方を走っている車やバイクの被害は無視できないほどだったようです。
さらにMVXの発売直後に、ヤマハがRZ250Rを、スズキがRG250Γを発売したため、MVXの姿は1年程で消え、ホンダ史上最大の失敗作とまで言われるようになってしまいました。
オプション
さらにオプションで、チャンバーに似た小物入れがあったそうです。
これをつければ4気筒っぽく見えるのでは?というものですが、もちろん煙が出るわけでは無いので、白煙が特徴となってしまっているMVXにつけるとおかしく見える気がします。
しかし、どんなにコアなバイクにも熱狂的なファンはいるものです。
高回転域だけでなく低中回転域から感じるトルク感、3気筒エンジンならではの独特な吹け上がりやサウンド、振動や白煙ですら肯定的なライダーは少なからずいました。
かくいう私もその1人です。
もちろん、自分の前を走らなければ、の問題ですが(=゚ω゚)ノ
ご訪問ありがとうございました。
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