1981年、ホンダは全長3380mmという「シティ」という軽自動車を発売しました。
全長は3380mmと、現在の軽自動車よりも小さいこの車には、同時発表同時発売されたユニークな2輪車があります。
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ただでさえコンパクトな「シティ」のトランクルームに収納するために開発された「モトコンポ」。
全長1185mmの車体は、長方形の箱にタイヤが付いているスタイル。こ
れが収納時です。
走行時には箱の上にハンドルとシートが乗っているだけのスタイルで走行します。
エンジン
エンジンは2ストロークの2.5馬力と通常の原付並みですが、重心が高くサスペンションのストロークが短いため、走行安定性はほぼ皆無といってもいいでしょう。
整備された駐車場やパドックを走る程度なら問題なく楽しめますが、公道での走行は相当勇気がいります。
価格帯
発売当時は8万と高すぎはしない価格でしたが、「シティ」のオマケ感からか、売り上げはあまり伸びることなく、4年余りで発売を終了してしまいました。
しかしその1年後、藤島康介作の『逮捕しちゃうぞ』にて、主人公の愛車として登場。
生産は終了したのにもかかわらず、一定層に強い印象を与えました。
現在の中古価格は新車時の価格を上回る15万以上です。
中にはDioやJOGなどのエンジンを載せた魔改造をされているものも数多く存在しています。
アイテム・部品
専用ヘルメット
当時は純正パーツとして発売されていたらしく、現在の価値は多少状態が悪いものでも3万越えとかなりの高値で取引されています。
ツバ付きの半ヘルで正面には「MOTOCOMPO」、背面には「MC」の文字がプリントされています。
モトコンポのカラーと合わせ、レッド、イエロー、ホワイトの三種類があります。ちなみにSHOEI製です。
専用カバー
ヘルメットと同じく、ホンダの純正として発売されていました。
ヘルメットより希少で、中古での相場価格は10万を超えることも少なくありません。
2020年現在での落札価格はしわがある状態の物でも12万を超えているため、これからどんどん上昇していくことが予想されます。
専用泥除け
詳細は不明ですが、オプションとして「MOTOCOMPO」の文字がある泥除けがあるそうです。
現在、出品は確認できませんが、高値で取引されそうですよね。
プラモデル
マイナーな車種ではありますが、多くの会社から発売されています。
現在も3,000円ほどで購入ができます。プラモデルはやったことがないのですが、何台も並べて飾れば、目に入るたびにとても癒されそうです。
キーホルダー
これはかなり多くの種類があります。
現在でもガチャガチャとして300円ほどで手に入りますし、700円ほどで新品のラバーストラップも手に入ります。
過去にはクレーンゲームの景品として、ライト付きストラップも存在していたようです
マイナーバイクではあるものの、ほかのバイクではほぼ存在しない純正専用グッズを始め、多くのグッズが発売されています。
目に届く範囲にモトコンポ1台いかがですか?
ご訪問ありがとうございました。
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